言葉、トイレ、SIM・Wi-Fi、直行便、時差、空港アクセス、市内交通など現地で役立つ情報です。
「トルコで英語は通じるの?ネットはどうすればいい?」——旅の満足度を左右するのは、実は観光地そのものよりこうした細かい部分です。ここでは言葉、通信、トイレ、交通、マナーなど、現地に着いてから戸惑いやすいことをまとめました。
公用語はトルコ語です。イスタンブールの観光エリアやホテル、観光客向けレストランでは英語が通じますが、ローカルな食堂や地方では通じないことも多いです。日本語はほぼ通じません。翻訳アプリ(Google翻訳など)をスマートフォンに入れ、トルコ語をオフラインでも使えるようダウンロードしておくと安心です。「メルハバ(こんにちは)」「テシェッキュルレル(ありがとう)」など簡単な挨拶を覚えると喜ばれます。
観光地やショッピングモール、レストランのトイレはほとんどが洋式で清潔です。街中の公衆トイレ(「WC」「Tuvalet」と表示)は有料(少額のリラ硬貨)のことが多いので、小銭を持ち歩きましょう。覚えておくと便利なのが「モスクにはほぼ必ずトイレがある」ことで、トルコは日本ほど案内表示が整っていないため、困ったらGoogleマップで「camii(モスク)」と検索すればトイレの場所が見つかります。ショッピングモールのトイレも自由に使えます。トイレットペーパーが無い場合に備えてポケットティッシュは必携です。便器には洗浄ノズル(ビデ)が付いており、脇の蛇口で水量を調整します。紙は基本的に流せますが、「紙はゴミ箱へ」と表示がある場合は従ってください。
最も手軽なのはeSIM(AiraloやHolaflyなどのアプリで出発前に購入)で、着いた瞬間から使えます。物理SIM派は、現地キャリア(Turkcell・Vodafone・Türk Telekom)の旅行者向けSIMを購入できますが、空港カウンターは市内より割高です。ホテルやカフェのWi-Fiは広く普及しています。日本のキャリアの海外ローミングプランも便利ですが、料金プランを事前に確認しましょう。地図と翻訳が使えるだけで旅の快適さが大きく変わるため、何らかのデータ通信手段の確保を強くおすすめします。
ターキッシュ エアラインズ(トルコ航空)が成田・羽田などとイスタンブール空港(IST)を結ぶ直行便を運航しています。所要時間は行きが約13〜14時間、帰りは偏西風の影響で約11〜12時間です。ターキッシュ エアラインズは機内食とホスピタリティの評価が非常に高い航空会社で、長時間フライトでも快適に過ごせるため、予算が許すなら直行便の利用を強くおすすめします。中東系(エミレーツ・カタール航空など)やアジア系の乗り継ぎ便のほうが安いこともあるので、時間と予算で選びましょう。最新の運航状況は各航空会社の公式サイトでご確認ください。
異なります。トルコの電圧は220V・50Hzで、プラグは丸ピン2本のCタイプ(SE/Fタイプも使用可)です。日本のAタイプのプラグはそのまま挿せないため、変換プラグが必須です。スマートフォンやカメラの充電器はほとんどが100〜240V対応なので変圧器は不要ですが、ドライヤーなど日本専用の家電は対応電圧を必ず確認してください。変換プラグを2個ほど持っていくと安心です。
旅行自体に支障はありません。ラマダン期間中も観光地のレストランやカフェは営業しており、観光客が日中に飲食しても問題ありません。ただし、街の雰囲気は普段とは異なります。日中は断食をしている人が多いため、店員や街の人がいつもより疲れていたり、そっけなかったり、ややピリピリして感じられることもあります。その意味で、旅行のベストな時期とは言えません。日程を選べるなら避けるのが無難ですが、重なってしまっても日没後のにぎわいなど独特の体験ができます。なお、ラマダン明けの祝祭や犠牲祭の連休は国内旅行者で混み合うため、早めの予約を。祝祭日は毎年変わるので事前に確認しましょう。
トルコの標準時はUTC+3で、日本(UTC+9)より6時間遅れています。日本が正午のとき、トルコは午前6時です。トルコは現在サマータイムを実施していないため、時差は年間を通して6時間で一定です。日本の家族への連絡は、日本の夜=トルコの昼過ぎが便利な時間帯です。LINEやWhatsAppなどの通信アプリはトルコでも問題なく使えます。
イスタンブール空港(IST)から市内へは、空港バス「Havaist」(タクスィムやスルタンアフメット方面など複数路線)、地下鉄M11線、タクシーの3つが主な手段です。所要時間は市内中心部まで45分〜1時間程度みておきましょう。アジア側のサビハ・ギョクチェン空港(SAW)に到着する場合は「Havabus」やメトロM4線が利用できます。深夜到着の場合はホテルの送迎サービスの利用も検討してください。
トラム、地下鉄、フェリー、バスが発達しており、交通カード「イスタンブールカード(Istanbulkart)」を1枚買えばすべてに乗れます。カードは駅の券売機で購入・チャージでき、1枚を複数人で使うことも可能です。近年はタッチ決済対応のクレジットカードで直接改札を通れる路線も増えています。旧市街(スルタンアフメット)へはトラムT1線が便利です。渋滞が激しい都市なので、時間帯によってはトラム・地下鉄・フェリーを優先しましょう。
トルコの医療費は外国人にとって決して安くないため、海外旅行保険への加入を強くおすすめします。キャッシュレスで受診できる提携病院がある保険だと、いざというとき安心です。街なかの薬局は「eczane(エジザーネ)」といい、緑の十字が目印で、簡単な薬や体調不良の相談ができます(夜間・休日は輪番の「ノーベット・エジザーネ」が対応)。飲み慣れた常備薬は日本から持参し、持病がある方は英文の薬剤情報を用意しておきましょう。緊急時はどこでも「112」で救急車を呼べます。
難しく考える必要はありませんが、いくつか知っておくと安心です。モスクや家庭に入るときは靴を脱ぎ、モスクでは肌の露出を控え、女性は髪を覆います。ラマダン(断食月)の日中は、断食中の人の前で見せつけるように飲食・喫煙をするのは控えめにするのが礼儀です。人を指さしたり、足の裏を人に向けたりするのは失礼とされます。あいさつや受け渡しは右手が基本です。写真を撮るときは一言断り、宗教・政治の話題は場をわきまえて。トルコの人はホスピタリティが厚く、チャイを勧められることも多いので、笑顔で応じると会話が弾みます。